公 約
公約を生み出すために、安芸高田市に来てから日々この足で
まちを回り、各まちの行事に参加し、飲食店に顔を出し
多くの安芸高田市民のみなさまのお話を伺ってきました。
その中で特に耳にし印象に残った言葉が
「このまちから活力がどんどん失われている」
という言葉です。
まず、活力とは何かを定義しなくてはならないのですが、
活力とはまちに立派な箱物ができることだけでも、
まちの財政が健全化されることだけではありません。
活力とは「心の充実」であると考えています。
経営資源の要素に「ヒト・モノ・カネ」という言葉が
ありますが、こころの充実を作るのは
モノやカネ主導ではなく「ヒト」が軸なのです。
いつもと変わらぬ日々の挨拶、
人の力になること、
自分を成長させること。
そこに新しい人との出会いが加わり、
そんな日々がまちに活力を与えてくれると思っています。
確かに財政は改善し延命はされたのかもしれませんが、
医療面においてもこころに活力のない状態での延命処置は
賛否両論分かれるところだと思います。
財政をおろそかにしていいとか、これまでの取り組みを
否定しているわけではありません。
言わば、改革はまだ道半ば
というところであることを汲み取り、
次のステージに向けてこの四年間を無駄にはしない
確かなビジョンが必要であると考えます。
長期的な視野で数字面もコントロールしながら、
いきいきと活力あふれるまちづくりを、
これまでの起業経験を活かし、
目上の人を敬い、
教育と福祉を軸に3つのビジョンを
目指して行っていくことをここに約束致します。
公約の3本柱
(心) こころがわくわくする成長環境への投資
(技) みんなでのびのび育む教育環境への投資
(体)けんこうでいきいきとした充実環境への投資
①②③やABCではなく、先人が残してくださった大切な言葉「心技体」に公約の3本柱をまとめることができました。
それぞれ下記に詳細を記載させて頂きます。この3つは全てが交わるものですから、同じような内容が重複することがございます。
なお基本姿勢ページも合わせてご一読ください。
(心) こころがわくわくする成長環境への投資
こころがわくわくする成長環境への投資とは、言わば安芸高田市の自然や歴史、文化を守りながら新しい産業を創出し観光環境を充実させることです。自然や歴史、文化を守るということは絶対条件です。
それにより、まちに沢山の人が訪れ、根づき、安芸高田市のまちに沢山のお金が流通することに繋がります。
ここでお金とは何かというお話もさせてください。
お金とは「ありがとう」が形になったものだと考えています。
お金を沢山循環させることとは「ありがとう」がこのまちで沢山生み出されていくということ。そしてこのありがとうこと、人が成長する上で一番のエネルギー源になります。
勉強だけが成長ではないのです。
本当の成長は「ありがとう」の循環の中にあると確信しています。
ありがとうを生み出さないお金の稼ぎ方はこころを豊かにしません。
例えば宝くじで得たお金。株式売買だけで得たお金。それらは時として毒となり人の人生に影響を与えます。人間力の成長にも一切繋がりません。これらは本来一通り人間力が身につき豊かな人が行うものだと思っています。
安芸高田市では自然・歴史・文化を活かしたこころが豊かになるための「ありがとう」が沢山生まれる産業や体験型の成長型の観光や環境を整備していきます。そして、その軸となるのは実は人なのです。なぜ私、赤津誠一郎がここまで安芸高田市を好きになったのか。それは安芸高田市に来てから私を支えてくださった、そして何気ない買い物での接客姿勢にほかなりません。
飲食店出身の私としては安芸高田市の方はおもてなし上手で接客精神溢れた方が多いと毎日感動しています。このおもてなしの心は一朝一夕で植え付けられるものではありませんので、安芸高田市民のみなさまの心こそこのまち一番の魅力といっても過言ではないと思います。
外からきた私だからわかる安芸高田市の魅力があります。これは世界に誇ってよいものです。私がお約束します。
安芸高田市民のかたも市外、県外、そして世界中の方が「安芸高田市に行きたい!」と思っていただける環境を創り、そこから少しずつ「安芸高田市に住みたい!」を創っていくこころがわくわくする成長環境を創っていく覚悟です。
-具体策-
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高校生からの起業を支援します。また、アルバイト体験の機会を拡大し社会の中で本当の学びを見つける機械を創出します。
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農業の価値向上。米と生産者のブランディングを行います。首長や行政の人気を高め歳入を増やすのではなく、安芸高田市の根底を支える農業が儲かる環境を整えます。それが少子化対策にも人口の増加にも繋がると信じています。
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ITベンチャー企業の誘致を行います。
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2次産業の誘致を強化します。
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まちに活気を。飲食店を中心にまちの個人店舗におカネが回る仕組みを整えます。飲食店の元気がまちの元気といっても過言ではありません。飲んでも帰りやいお太助バスの用途拡大、観光客の滞在時間を伸ばし、市民も助かる簡易宿泊施設の設置、老舗店舗のマーケティング支援を行います。
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ライドシェアや民泊事業を支援し、副業を行いやすい環境を整え稼ぐと便利を同時に実現します。
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歴史・文化を武器に安芸高田市民の強みであるおもてなしの心を武器に世界に向けて安芸高田市の素晴らしさを発信して行きます。
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美術や音楽などの文化に投資をします。高宮・美土里を中心に豊かな自然の中で感性が発揮される環境を整えます。
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障害者施設のみなさまが行うお仕事にもっと価値を創造していきます。そして収入の増加を実現します。
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市民の収入を高めるために市にお金が流れる仕組みを整えます。それはカリスマによる属人的なものではなく、このまちのチームワークで実現するものにします。
(技) みんなでのびのび育む教育環境への投資
少子化の原因は非常に複雑であり単純なものだと思います。
単純に言わば「便利になりすぎた」ことが少子化につながっているのです。
子供一人にかかるお金は数千万円とも言われる時代で、受験勉強という競争の上に多くのお金が動く状況にあり、何人も子育てをすることに大きな障壁を生み出しています。
長年教育事業に身をおいてきましたが、多感な時期に受験勉強で学力を優先させることは本当に正しいのでしょうか。受験勉強は対策があります。つまり決められたレールに乗ればゴールに近づいていくのです。そしてあくまでも個人の成果を求めるものであり、助け合いの精神も育まれづらいものであります。
一転、社会に出ればそういうわけには行きません。予め決められた対策は時代とともに古くなり、日々アップデートしていく、つまり学び方を見つけ出していかなくてはならないのです。そして、仲間とともに成長し、支え合うことも必要です。
さて、なぜ心技体に「知」という言葉がないのでしょうか。受験勉強は「知」を充実させることが大半だと思います。しかし心技体には知識がない。
それは「知識を得ることが大切なのではなく、知識をどう使うかという技術」が大切だからです。
知識を武器に人をけなす、見下すことがあってはなりません。本来知識を得るほどに謙虚にならなくてはならないのです。
東大・京大をでてなくても、子供たちに見せて恥ずかしくない立派な生き方をすることが大切です。私は大学も出ていません。受験勉強も人生で高校受験の半年間しかしていません。ITを学ぶために目的があって26歳から専門学校には通いました。それでも充実した胸を張れる生き方をしていると自負しています。それはスポーツに打ち込み仲間と苦楽を共にした高校時代の経験があったからだと思います。
話を戻しますが幸いなことに安芸高田市にはまだまだ「不便」が沢山あります。それはこの壮大な自然につきます。
これはインターネットやプロジェクションマッピング、仮想世界では絶対に得ることが出来ないかけがえのないものです。
この自然環境を活かし、歴史を活かし、文化を活かし、人の温かさを活かし、人に価値を感じていただける教育を生涯に渡って学びあい伝え合っていく環境を創ります。
それは「知識」を得るのではなく、知識を活かす「技術」を身に着けていけるまちにしていくということです。英語で言えばスキル。このまちが成長するためのスキルコーチになれるようにも頑張りたいです。
安芸高田市の立地と自然・歴史・文化を活かした最高の世界に誇れる教育環境を共に創っていきましょう!
-具体策-
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教育コストを徹底的に下げます。学校での放課後寺子屋の開催、教育系事業への支援。それにより子育てし易い環境を整え出生率の改善も実現します。
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高宮町や美土里町では自然を活かした体験型の勉強・研修ができる事業を実現します。受験勉強だけではなく、芸術や人間力、チームワークの向上まで実現する教育のまち安芸高田市を実現します。
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育児や教育に関わる職業のスキルアップと収入の増加に着手します。運動能力を伸ばす、英会話を伸ばす、様々なことにチャレンジする。否定をしない教育を身につける。こどもたちの成長・未来に直結する偉大な仕事に見合った価値を創造します。
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まちにスポーツ・運動と直結した公園をつくります。例えばバスケットボールのコート、3x3のコートが当たり前のようにある環境。リハビリが気軽にできる器具の設置、フットサルやサッカーの練習も行える。時代はスポーツで稼ぐ事ができる時代です。安芸高田市からプロが輩出されることが当たり前の環境を整備します。
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プロ野球・サッカー・バスケットボール・ハンドボールを中心にコーチ、指導者がスキルアップする環境を提供します。例えばまちで頑張っているチームのコーチを海外の指導現場の視察に招待します。そこで得た経験や知識を活かしまちの指導者のレベルアップに貢献頂き、「安芸高田市のコーチに教わりたい」というニーズを創造していきます。
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神楽や花田植えといった文化に根付いた教育を支援します。神楽をもっと身近にする。例えば部活は神楽部との掛け持ちを推奨していく。そして、花田植えでは小中学生から早乙女さんなどの練習に積極的に参加していく。チームワークで安芸高田市の魅力をつくり、安芸高田市の経済が潤う環境を創造していく。そこに私も全力で関わります。
(体)けんこうでいきいきとした充実環境への投資
市民も財政も元気で充実した環境を創る。
まずはこの言葉を前提にお話をさせてください。
大切なことはいつまでも健康であることです。たとえ延命出来たとしても、こころに活力がない状態では身動き出来ず希望もない命がただただ続くだけではないでしょうか。
物事は数字だけでは計れません。定量的な数字での評価だけで未来が創れるのであれば人は苦労しません。数字だけはなく数字以外のモチベーションや優しさなどの定性的な評価も重要視されることは会社経営の中でも当たり前のことです。
私はスポーツ教育事業を営む中で「スポーツは地方から」という確かな思いを胸に秘めてきました。そしてこの安芸高田市と出会いました。安芸高田のまちをスポーツや文化の力でいつまでもいきいきとした身も心も財政も健康で充実した環境にするための投資を行っていきます。
言い換えれば市民と市政の「健康寿命の向上」です。
安芸高田市の自然を活かし、そこに文明の手を加えていく。山があり川があり湖がある。そして広大な土地もある。毛利家の歴史もあり、花田植えなどの文化もある。
歴史も文化も維持しようと思わなければ消えてなくなるものですから、その強みにいつまでも投資をしていく。
このまちは本当に世界に誇れる、誰しもが「行きたい!住みたい!」と思えるポテンシャルを秘めた環境を備えています。
市民も財政も元気で充実した環境を創ること。
外から来た私だからわかる、この安芸高田市の素晴らしさを世界中に発信し安芸高田市に潤いや活力を創っていくことをここに約束します。
-具体策-
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毛利家の歴史を守り、世界中にその魅力を発信していくことに投資をします。毛利家を体験できるような施設を創り海外からのインバウンド増加を実現し、宿泊施設やライドシェアを強化することで安芸高田市に潤いを創造します。
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箱物ではなく採算を整えた上でスポーツやお祭りなどの参加型イベントを復活・新設します。マラソン大会や野球・サッカー・バスケ・ハンドボールなどの独自大会による関係人口の増加。例えば強豪高校を招待して大会を開催すること。市内外から参加を募り大運動会などを行い出会いの場を創出すること。スポーツは地方から。その本当の意味を実現していきます。
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意外と少ない公園を整備します。ただし、別途記載の通り目的を明確にした公園をつくります。ただ広々とした自然を創るわけではありません。健康寿命の延長、「成長したい」を実現する設備、自然に人間の手を加えて意味のある公園を創造します。
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インフラの整備に力を注ぎます。それは新しい道路を創るということだけではありません。人々が
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私自身が行政関係なく自ら教育環境を創造していきます。そのために冷蔵庫も洗濯機も掃除機も持たない生活をしています。そして、まちの飲食店にお金を使いありがとうの循環を実現していきます。選挙のために来たのではなく、このまちに恩返しをするために来ました。このまちが大好きです。好きに勝るものはありません。一生涯かけてこのまちの発展充実に貢献していくことをここに誓います。
個別案件
市民の方から寄せられている課題について私の現時点での考えを記載します。
認定こども園
バスケの指導でまず行うことは施設の安全確認です。
生活においても同様に安全の担保が第一となります。
また、基本構想に多額の税金を使う前にやるべきことがあると考えており、
認定こども園の新設ありきではなく、次の点を明確にし意思決定を行います。
・吉田小学校区内での既存の施設での運営が本当に出来ないのか
・現在の方針が本当に正しいのかの検証(公園を作らなければならない理由の明確化含む)
・3園に通う保護者対象アンケート、吉田・丹比振興会を対象としたアンケートも参考に市民の方との情報交換の実施
速やかかつ学区内への移転を最優先に行動すべきだと考えております。
保育園と公園を統合すると便利なようで、公園に行く目的が中途半端になる恐れもあります。
旧たんぼアート跡地には機能的な公園も含め市内外の方が活用できる宿泊施設等も検討し市内の経済が活性化するための投資も検討したい次第です。
鳥獣対策
現在吉田町にも当たり前のようにシカの大群が住み着いています。
これは餌だけではなく、空き家に住み着いてしまうという問題も隠されています。
鳥獣被害は安芸高田市特有のものではなく全国の課題となっておりますので、専門家や農林水産省のデータも活用し早急に対策を行います。
また、シカやイノシシ、鳥だけではなく熊の出没情報も認識しております。対策なく被害が出ないように市民の安全を脅かす重要課題として、共存を重視しながら対応を急ぎます。
向原高校存続
もっとも時間がない案件です。公立高校の在り方を変えていかなければ、裕福なご家庭では通信制を含め私立の教育機関に進学させる事が増えていくでしょう。
今こそ安芸高田の地から公立教育機関の在り方を考え、義務教育後に現代では何を身につけるべきか、社会に出ることを前提に提案や支援を勧めて参ります。
高校は小中学校とは違い県内外からも生徒を募集しやすい教育機関です。しかし、その分学校や関係者(外部コーチ含む)がマーケティングを理解し徹底して実践しなければ競争に置いていかれてしまいます。
現代の指導者は全国トップレベルの実績を残すか、SNSを駆使したマーケティング力が求められますが、残念ながら現在の向原高校にはそれらの取り組みが見当たりません。
まずは存続に向けての意識改革、つまり行動変容が求められます。早急に支援したいです。
万が一統合・廃校となった場合は跡地について県や関連機関を協議して最適な対応を行って参ります。